プラズマみかん第11回演劇公演「ワーニャのパンツと洗えない」の上演台本です。
作:中嶋悠紀子
上演記録:2020年10月9−11日、AI・HALL(伊丹市立演劇ホール)
上演時間:約135分
上演人数:10名(男5、女5)
<あらすじ>
今や就職試験の集団面接は、ディスカッションよりも“演劇”がトレンドだ。
防災グッズの企画・販売を行っているこの企業でも「ワーニャ伯父さん」を演じさせている。
その様子をにやにやしながら鑑賞する“おじさん”面接官と、その“おじさん”上司を苦々しく見ている若手社員たち。
“おじさん”たちの傍若無人な振る舞いに、私たちは日々、うんざりしている。
家での父親の態度も許せない。
靴下を居間で脱ぐな。料理に文句をつけるな。洗濯機くらい、自分で回せ。
しかし、彼らにとっては私たちの方こそ宇宙人で、攻撃に値する存在らしい。
後輩はとうとう、ゲームで上司をゾンビに見立てて殺し始めた。
板挟みになった同僚たちは次々とゾンビに噛まれていく。
ゾンビvs宇宙人の戦い始まる。決着やいかに?
追い込まれた私に突如現れたのは「レンタルおじさん」
1時間につき1,000円払えば全力で私の味方になってくれるらしい。
“おじさん”だけどー。